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テレビシリーズをずっと観ていたのですが、
劇場版は機会がなくなかなか観られていませんでした。
このたびひょっこり観ることが出来たので、感想です。
「劇場版 ルパンの娘」あらすじ
Lの一族、最後のお仕事。
代々泥棒一家”Lの一族#の娘として生まれた三雲華は、あろうことが代々警察一家の息子・桜庭和馬と恋に落ち、その正体を隠しながらも、普通の暮らしを夢見て過ごしていた。
東映株式会社公式サイトより
やがて和馬はその正体に気づいてしまうが、幾度となく困難を乗り越えた2人は、互いの運命を受け入れ、ついに結婚。杏という子だからにも恵まれ、泥棒一家と警察一家の家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。
そんなある日、父・尊はある出来事をきっかけに「泥棒引退」を宣言。そして、これまで迷惑をかけたと華と和馬に、ちょっと遅めの新婚旅行をプレゼントする。
しかしそれは、史上最大のお宝を求める”Lの一族”最後のお仕事、そして、華も知らない一族の秘密に触れる、壮大な冒険となるのであった。
一族の秘密と王家の秘宝を求め、いざディーベンブルク王国へ!!
「劇場版 ルパンの娘」キャスト
三雲華(主人公・三雲家の娘):深田恭子
桜庭和馬(華の夫):瀬戸康史
三雲杏(華の娘):小畑乃々
三雲尊(華の父):渡部篤郎
三雲悦子(華の母):小沢真珠
三雲渉(華の兄):栗原類
三雲巌(華の祖父):麿赤兒
三雲マツ(華の祖母):どんぐり(竹原芳子)
北条美雲(和馬の職場の後輩):橋本環奈
三雲玲/JOKER:観月ありさ
円城寺輝(華の幼なじみの泥棒):大貫勇輔
円城寺豪(輝の父):市村正親
「劇場版 ルパンの娘」監督
武内英樹
「劇場版 ルパンの娘」主題歌
サカナクション「ショック!」
「劇場版 ルパンの娘」公開
2021年10月15日
「劇場版 ルパンの娘」感想(ネタバレなし)
★ネタバレありの感想は、この記事の一番下にあります
映画の冒頭でドラマシリーズの簡単な内容、あらすじを教えてくれるので、
ドラマシリーズを観ていない人でも楽しめると思います。
ドラマを観ているときから、漫画だと思って観ていたのですが、
劇場版はそれがパワーアップ、もっと漫画になっていました。
たぶん拾い切れていないギャグやパロディもあると思うのですが、ところどころにクスリと笑える小ネタが入っていて、
気楽に楽しめます。
ドラマ版の最後のヒキになっていた、
Lの一族の秘密がだんだんと明らかになっていくので、
その伏線はちゃんと回収されて、なるほどそうだったのかー、と楽しめます。
ドラマ版を観ていたのが結構前だったので、そんな伏線のことはすっかり忘れていましたが(笑)、映画を観ているうちにだんだんと思い出してきました
今回のお話はLの一族の秘密に迫るだけあって、
泥棒アクションというより、家族愛を描いているシーンが多いので、
意外としんみりしたり、グッときたりするシーンもあります。
相変わらずツッコミどころも多いのですが、
そこは漫画ですし、バカバカしいと思いながら、それも含めて楽しく観られる映画だと思います。
ちゃんとした映画としての評価はあまり高くないようですが、
ドラマの世界観がOKな方には楽しめると思います。
「劇場版 ルパンの娘」テレビシリーズ
シリーズ1:2019年7月11日~9月26日全11話(フジテレビ系列)
シリーズ2:2020年10月15日~12月10日全9話(フジテレビ系列)
「劇場版 ルパンの娘」配信
U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・楽天TV・FODプレミアム・TELASA・NETFLIX・クランクイン!ビデオ
(*2024年2月現在の情報です。最新の情報は各配信サイトにてご確認ください)
「劇場版 ルパンの娘」原作
横関大「ルパンの娘」「ホームズの娘」「ルパンの帰還」(講談社文庫)
「劇場版 ルパンの娘」感想(ネタバレあり)
私は原作を読んでいないので比べられないのですが、
設定などはテレビ向けにかなり変わっている部分があるようです。
ネタバレなしの感想でも言いましたが、テレビシリーズだけ観ている分には、そういう設定なんだ、と漫画みたいに楽しむことができます。
そして、今回はその漫画みたいな設定に輪がかかっています。
とうとうタイムマシーンまで登場してしまいました。
兄の航が長い時間をかけて完成させたのですが、
「時間をかければできるものなの?!」など、ちょいちょい華が現実的なツッコミを入れているのもバランスがいいと思いますw
今回は、華の出生の秘密、
実は尊と悦子の娘ではない・・・というのはドラマ版の最後で明かされていたのですが、
では誰の子供だったのか、そして、もう一人のLの一族とは誰だったのか、が明らかになります。
「過去を変えてしまったら、現在も変わってしまう」というタイムスリップものの永遠の課題、
そこで揺れ動く登場人物たち。
そんな何回も過去に行かれるのなら、
行く時間を調整してもっとやりようがあったろうよ・・・とは思いましたが、
そうすると現在が大きく変わってしまうので、
過去は変わらない、
でも、現在を変えるためには行ってよかった、
悲しい出来事は変わらないけど、
ベストな選択だったのかな、と思いました。
ドラマ版以上にいろいろと無理がある設定でしたが(笑)、
漫画なので、それもアリです。
ミュージカルパートも無駄に入っていますが、
今回は深キョンのソロパートが少なくてちょっと残念でした。
それにしても、本当にスタイルがいいですね
なかなかあの衣装をかっこよく着こなせるのはスゴイと思いますw
なにげに全員の決めポーズが好きです。
そして、もしも航と美雲がくっついて結婚したら、
「三雲美雲(みくもみくも)」になるの?え?漫才でもするの?
・・・と思いました。
美雲はやるせないですよね。
玲も悲しい人生を送ってきましたが、
やっぱりしてきたことの罪はちゃんと償ってほしいなあ・・・とは思いました。
でも、観月ありささんだとは言われてもイマイチ分かりませんでした
すごい化粧だし、すごいお芝居でしたねー
映画館で観ていたらちょっと微妙な気持ちになったかも知れませんが(笑)、
配信で観る分には、気楽に、でもバカバカし過ぎず、ちゃんと伏線回収もあり、ドラマもあり、バランス良く楽しめる映画だと思います。