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ドラマをずっと楽しく観ていたので、映画も楽しみでした。
しかも、原作ファンにも人気の高い「広島編」ということで、
どんなお話なのかワクワクして観ました。
映画「ミステリと言う勿れ」あらすじ
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、美術展のために広島を訪れていた。
映画「ミステリと言う勿れ」公式サイトより
そこで、犬堂我路の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助、波々壁新音、赤峰ゆらの4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった・・・。
映画「ミステリと言う勿れ」キャスト
久能整(主人公・天パの大学生):菅田将暉
狩集汐路(整を遺産相続事件に巻き込んでいく高校生):原菜乃華
車坂朝晴(狩集家お付きの弁護士の孫):松下洸平
狩集理紀之助(汐路のいとこ・遺産相続候補者の1人):町田啓太
波々壁新音(汐路のいとこ・遺産相続候補者の1人):萩原利久
赤峰ゆら(汐路のいとこ・遺産相続候補者の1人):柴咲コウ
狩集ななえ(汐路の母):鈴木ほなみ
狩集弥(汐路の父・8年前に事故死している):滝藤賢一
真壁軍司(狩集家の顧問税理士):角野卓造
車坂義家(狩集家の顧問弁護士):段田安則
映画「ミステリと言う勿れ」監督
松山博昭
映画「ミステリと言う勿れ」主題歌
King Gnu「硝子窓」
映画「ミステリと言う勿れ」公開
2023年9月15日
映画「ミステリと言う勿れ」感想(ネタバレなし)
★ネタバレありの感想は、この記事の一番下にあります
整くんは相変わらず整くんで、
面白かったです。
でも、友達だったらまだいいですが、恋人とか夫にはめんどくさくてイヤですね(笑)。
難儀な人だと思いますw
私も絶対口に出して「めんどくさっ」って言っちゃうと思います(笑)
でも、相変わらずの観察眼と推理力と知識量で、1人でどんどんと謎を解いていってしまうのがすごいですし、痛快でもあります。
整くんと同じものを見ていても、私にはちっとも分かりません。
ミステリーのセオリーで、「こいつがアヤシイよね」と思うだけですw
旧家の遺産相続争いに端を発したストーリーですが、
しきたりとか、受け継いだものとか、それが呪縛でしかなくなってきて、
ただ悲劇を生んでいるだけなのではないか、と思いました。
そんなに大切にしなくちゃいけないことだったのだろうか?と。
今回も原作漫画は読んでいないので、
映画としてとても面白かったですが、原作ファンの方の評判はどうなのかな?
風呂光さんがあまり出てこないかなOKだったのかな?
そして、やっぱり整くんのセリフは胸に響くものが多く、これからも真摯に人に自分に、向き合っていきたいな、と思いました。
やるせない気持ちは残りますが、
それでも面白かったのでおすすめです!
映画「ミステリと言う勿れ」テレビシリーズ
2022年1月10日~3月28日全12話(フジテレビ系列)
2022年9月9日特別編(フジテレビ系列)
映画「ミステリと言う勿れ」配信
U-NEXT独占配信
(*2024年2月現在の情報です。最新の情報はU-NEXTサイトにてご確認ください)
映画「ミステリと言う勿れ」原作
田村由美「ミステリと言う勿れ」既刊13巻(小学館)
(*2024年2月現在)
映画「ミステリと言う勿れ」感想(ネタバレあり)
色んなところで言われている通り、
今回も名言はたくさん出てきますが、
一番はやっぱり
「子どもって乾く前のセメントみたいなんですって。
落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ。」
ではないでしょうか?
遺産争いをする中で、候補者の1人が子供にスパイをさせようとしたところ、整くんがやめさせ、子供の心を守ります。
そして、終盤でヒロイン汐路の心にどれほどたくさんのものが落とされたのか、
それがどれほどの痛みになっているのかが分かり、とても悲しくなります。
それでもイトコたちがみんなで汐路をかばったのは救われました。
みんなえげつなさそうだったけど、ちゃんといい人だったんだって(笑)。
このセリフで、自分のセメントの跡が疼いてしまった人もいるのではないでしょうか。
私も、子供の頃に叔母さんに言われたセリフを思い出してしまいました。
大人になって、どんなに他の人が否定しても、その言われたことは心に刻みついて自分の基準になってしまっています。
言葉は、大切にしていきたいですし、
ネタバレなし感想にも書きましたが、人にも自分にも真摯に向き合っていきたいと思います。
そして、家を乗っ取って、その秘密を守るために自分と同じ特徴を持った子孫を殺していく・・・必要があったのでしょうか?
祖先の罪で裁かれることはないのに、新しくどんどん罪を重ねてまで、守りたかったものはなんたったのでしょうか?ととても悲しくなりました。
でも、ある意味、弁護士と税理士として秘密を守り、手を血に染めてきた一族も、被害者に見えました。
生まれた時から洗脳され、
ある意味、大きな大きなものをセメントに落とされ、そのためだけに生きて来たし、子供もそうさせていく・・・。
お父さんたちの代ではできなくて悲劇が起こったけど、
汐路たちの代でようやく長い長い悲劇が終わったこと、それは本当に良かったと思います。
それにしても、私だったらあの人形は、
怖すぎて1体もいらない・・・と思いながら観ていました(笑)
今回、遺産相続争いで汐路の助っ人としてガロくんが整を推薦したわけですが、
ガロくんはどうしているのか、これからどうなるか、
それはまだ描かれていません。
またドラマのシーズン2とかがあるのかな?と思います。
いつになるか分かりませんが、楽しみに待っています♪